今回の旅の目的のひとつは食べ歩き。
グルメツアーと銘打って、趣旨に賛同して加わってくださったS田さんと呉さん、そして私の3人でご飯をご一緒することにした。
「一人旅では注文できないもの」
「日本ではなかなか食べる機会がないもの」
「旅行者には行きにくい場所に人気料理」
「食べるときのシチュエーションがユニークなもの」
…と、高い志(?)をもって計画し、呉さんが実際に歩き回って条件にピッタリのお店に案内してくださった。
まずはこれ!
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カムジャタン
直訳するとジャガイモ鍋。
「
カムジャタンなんて日本にもあるでしょ」と思ったらとんでもない。
あれは言うならば「ホネ鍋」で、本場のは肉のボリュームがまったく違うのだ。
まずはとろけそうにやわらかい肉を骨から外しマスタードの効いたタレをつけて食べ、身の残った骨もしゃぶる。ジャガイモはトンコツの出汁がしみこんでホクホクだ。
スープにスジェビ(
韓国すいとん)や
韓国春雨も入れて食べ、仕上げはご飯とキムチを入れてパエリア風チャーハンにしてくれる。
20000ウォン(約1800円)の鍋ひとつで3人がたらふく食べられるのもうれしい。
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カンジャンケジャン
ソウルから地下鉄で1時間半。さらにタクシーで20分。
鄙びた田舎町に「カニ醤油漬け」の老舗があった。
とくに素晴らしいのが手前にある「アル・ビビンバ」。
蟹一匹分の身と玉子(アル)を野菜とともにご飯に混ぜて食べるビビンバの一種だが、これさえあれば
カンジャンケジャン本体は要らないかも…と思ってしまうほど美味だったのは予想外。
一緒に出されたおかずの数々も秀逸。
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ヘムルチム(海鮮の蒸し煮)

シャキシャキの豆もやしとセリがこんもり盛られた上に大きなエビと蟹、さらに丸ごとのタコがどっかりとのっかって出てきた。
タコをハサミでちょきちょき切って全体を混ぜ合わせたら、エビや蟹を手でつかんで豪快にむしゃぶりつく。
とろりとした唐辛子のタレが全体にからまり、一見よくわからないことになっているが、海鮮の旨みがギュッと濃縮された一品だ。
チャミスルのお供には最高!
仕事のあるS田さんが帰国された後も、私は一人で食べまくったわけだが、詳しくはアルバムのほうにアップするつもり。
グルメツアーも無事終えて、いよいよ田舎に行きます。
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