河回村に泊まったら夜明け前に起きることにしている。
エリザベス女王の訪問以後、この村へ押し寄せる観光客は増える一方で、多い日には2000人もが押し寄せるそうだ。
たかだか170戸ほどの村で住民よりもほうがはるかに多い観光客でごった返す日中はかなり騒がしい。
昔ながらの雰囲気を楽しめるのは早朝か、観光客が引き上げたあとの夕方以降しかない。私はいつも5時台に起き、屋外で日の出を待つことにしているが、この時の村が一日のうちでもっとも美しいのだ。

映画「ホタル」で使われた大木のすぐ近くにある巨木。
二度の落雷でこんな姿になってしまった。近寄るのはちょっと怖い。

韓服姿で散歩する老人。
河回村にはこんな姿がよく似合う。

午後はオージャンのアパートに行くわけだが、その前に近くの豊山という町に寄り市場で買い物をすることになった。
観光客など来ない小さな市場には食品から衣類、雑貨など生活必需品が何でもそろっていて活気もある。
ポン菓子(
韓国ではポンティギという)を作っているおじさんを発見し見学させてもらった。
トックというスライスした
韓国餅を使ったもの。
軽いおせんべいのような食感だ。

ヨンスギは市場の中にあるスーパーに行き、オージャンへの差し入れにするのか、ビールとジュースを買い込んだ。
「イモ(私のこと)、あなたもビールを1本だけ買ってちょうだい」
この時は、なぜわざわざ一本だけ買うのかわからなかった…
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