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【8】ドキドキお泊りっ

お刺身を食べ終わって外に出たスネさんは、なぜかふたたび外階段から店の2階に上がろうとしている。
この店の若夫婦が自分達の部屋を一晩たったの25000ウォンで貸してくれると言うのだ。

「いったいいつの間にそんな交渉を…!?」

お店の人の好意はうれしい。
でも私は「お泊まりは別々よ」って言ったはずなんだけどなぁ。

スネさんは私の戸惑いを気にする風もなく借りた部屋にさっさと上がりこんでしまった。

民泊

部屋はさっきまで人がいて使われていたようだ。

田舎の民泊ではよくあることで、手っ取り早く現金収入になるせいか自分の部屋をパパッと片付けてお客を入れてしまうのだ。

そんなこととは露知らず、その家のお父ちゃんがテレビを見に部屋に入ってきちゃったり、近所のお婆さんがくつろぎに来たりで、古き良き時代の名残があってなかなか味わい深かったりもする。

そこへいくと最近流行の「ゲストハウス」などは外国人相手をよいことに「ゲスト」どころか、信じられない扱いをするところがあって、早朝4時すぎに他の客と逃げ出した経験がある。
くっそぅ今でも腹が立つぜ!

腹が立つ


それは「××の歩き方」などで大絶賛されていたソウルの、なぁんて書くとほら読みたくなっちゃうでしょ?

それはまた別の機会にするとして、

さて、刺身屋の2階はいかにも若夫婦の部屋らしく、大きすぎるテレビとロココ調の洋服ダンスが目に付いた。
巨大な冷蔵庫の中には旨そうなキムチやナムルがどっさり詰め込まれている。

民泊

ひと通りの検分をすませたスネさんはシャツやジーンズを脱ぎ捨たかと思うと、

「お先に~~」

あっという間に浴室に消え、なんとなく手持ち無沙汰で取り残された私。

ふと、テーブルの上にふたを開けたままのバッグが無造作に置かれているのが目に入った。
メイク道具や大きな手帳、万年筆などといっしょに黒革の財布がのぞいている。

これはまぁどう考えたらいいのだろう?
私がそこまで信頼されているわけはないだろうから、単にスネさんという人が底抜けに能天気なのか、無防備なのか…私はなんとなく呆然としてしまった。

やがてシャワーを浴び終えたスネさんが浴室から出て来た。
お次は私の番だ。

でも「財布やパスポートを、どうしたらいい?」

スネさんのように無造作に放り出して行くべきか、いや、その勇気(?)はない。あまりにも無防備すぎるでしょ。

かといって、しっかり持って浴室に入るのもなんだかセコいような気がする。まるで信じてくれる相手を信じられない小っちぇヤツみたいじゃないか。

うーん、どうする私っ!?


(つづく)

theme : 韓国旅行
genre : 旅行

tag : 韓国 旅行記 一人旅 民泊

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ドラマ

もう、毎週ドキドキのドラマ見てるみたいです!
気になってねむれなくなりそうです~~

今のところ半分ぐらいですが、こんなに長くなるとは自分でも思いませんでした。
無計画に長くなるあたりも韓国ドラマっぽいですね。
自己紹介

ナグネ(旅人)

Author:ナグネ(旅人)
渡辺美巳(わたなべよしみ)
韓国の田舎を旅する、食いしん坊イラストライター。
「ご飯食べた?」が挨拶がわりの国。どこで何を食べるかは韓国を知る手がかりのはず!
gogo@jeonju.jp

呉煐玟(オ・ヨンミン)
ソウルの達人ガイド。
右下のTwitterでソウル情報や料理レシピをつぶやきます。
女性ならではの感性で個性的なオーダーメイドの旅を企画&ガイドします。
oh3047991@hotmail.com

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